気候変動の影響と適応策

海面上昇に対して何も対策を行わなかった場合の日本全体の砂浜侵食率に関する気候変動の影響と適応策

影響

将来懸念される気候変動による影響

  • 海面上昇に対して何も対策を行わなかった場合、日本全体の砂浜侵食率は海面上昇レベル30cm、65cm、100cmの時でそれぞれ56.6%、81.7%、90.3%となるが、都道府県別に見ると地域によって侵食率は大きく異なる。

地域:全国

特記事項:「砂浜に対する海面上昇の影響評価(2)-予測モデルの妥当性の検証と全国規模の評価」を引用

気候変動適応策

  • 仮想的な養浜事業による費用対効果では、海面上昇30cm、65cmのシナリオにおいて65cmのみ費用便益比が1を超える鳥取県、山口県、福岡県は養浜事業に対し投資効率性が高い。

地域:全県

主体:県

関連する気候変動情報

将来予測

海面上昇の値は、IPCC WGⅠ(1990)の予測に基づいて、30、65、100cmの3通りのシナリオを設定している。

地域:全国

情報源

情報ソース
大学・研究機関
出典名
気候変動による砂浜侵食の地域別被害計測並びに適応政策の検討
作成時期
2013年4月12日受理