気候変動の影響と適応策

風水害による旅行者への影響(その1)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

  • 風水害による旅行者への影響
  • 気温の上昇によるスキー場における積雪深の減少

地域:全国

将来懸念される気候変動による影響

  • 気温の上昇、降雨量・降雪量や降水の時空間分布の変化、海面の上昇は、自然資源(森林、雪山、砂浜、干潟等)を活用したレジャーへ影響を及ぼす可能性がある
  • A1B シナリオ(1980~1999年平均を基準とした長期(2090~2099年)の変化量が1.7~4.4℃(最良推定値2.8℃))を用いた予測では、2050 年頃には、夏季は気温の上昇等により観光快適度が低下するが、春季や秋~冬季は観光快適度が上昇するという予測がある。
  • A2 シナリオ(1980~1999年平均を基準とした長期(2090~2099年)の変化量が2.0~5.4℃(最良推定値3.4℃))を用いた予測では、降雪量及び最深積雪が、2031~2050年には北海道と本州の内陸の一部地域を除いて減少することで、ほとんどのスキー場において積雪深が減少すると予測されている。
  • 海面上昇により砂浜が減少することで、海岸部のレジャーに影響を与えると予測されている。

地域:全国

気候変動適応策

  • 地域防災計画や対応マニュアル等への訪日外国人旅行者への対応の記載、観光・宿泊施設の災害時の外国人対応マニュアルの策定
  • 災害時に、ホテル・旅館等宿泊施設を避難受入施設として迅速に提供するための宿泊関係団体等と地方公共団体との協定の締結
  • 災害による風評被害を最小限に抑えるための対策
  • スキー、海岸部のレジャー等の観光業の地域における気候変動の影響に関する科学的知見の集積

地域:全国

主体:国

情報源

情報ソース
出典名
気候変動適応計画
作成時期
2018年11月27日