気候変動の影響と適応策

温暖化と大気汚染の複合影響(その2)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

  • 温暖化と大気汚染の複合影響について、気温上昇による生成反応の促進等により、粒子状物質を含む様々な汚染物質の濃度が変化している
  • 熱に対しての脆弱集団としては高齢者が取り上げられることが多いが、米国では小児あるいは胎児(妊婦)への影響が報告
  • 局地的豪雨による合流式下水道での越流が起こると閉鎖性水域や河川の下流における水質が汚染され下痢症発症をもたらすことについては、日本同様の雨水処理方式をとる米国で報告

地域:全国

将来懸念される気候変動による影響

  • 温暖化と大気汚染の複合影響について、都市部での気温上昇によるオキシダント濃度上昇に伴う健康被害の増加が想定される
  • 局地的豪雨による合流式下水道での越流が起こると閉鎖性水域や河川の下流における水質が汚染され下痢症発症をもたらすことについては、増加が想定される

地域:全国

気候変動適応策

  • オキシダントや粒子状物質等による大気汚染対策
  • 局地的豪雨に伴う水質汚染による下痢症発症に対する合流式下水道等の水質改善対策
  • 脆弱集団(高齢者、小児、胎児(妊婦))への影響や臨床症状に至らない影響等の科学的知見の充実

地域:全国

主体:国

情報源

情報ソース
出典名
気候変動適応計画
作成時期
2018年11月27日