気候変動の影響と適応策

熱中症搬送者数の増加に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

  • 気候変動の影響とは言い切れないものの、熱中症搬送者数の増加が全国各地で報告

地域:全国

将来懸念される気候変動による影響

  • 熱中症については、RCP8.5シナリオ(1986~2005 年平均を基準とした長期(2081~2100年)の変化量が2.6~4.8℃(予測平均値3.7℃))を用いた予測では、熱中症搬送者数は、21世紀半ばには四国を除き2倍以上を示す県が多数となり、21世紀末にはRCP2.6シナリオ(1986~2005年平均を基準とした長期(2081~2100年)の変化量が0.3~1.7℃(予測平均値1.0℃))を用いた予測を除きほぼ全県で2倍以上になることが予測

地域:全国

気候変動適応策

  • 気候変動に伴う熱関連のリスクに関する科学的知見の集積
  • 各場面における気象情報及び暑さ指数(WBGT)の提供や注意喚起、予防・対処法の普及啓発、発生状況等に係る情報提供
  • 熱中症に関するセミナーの開催、パンフレット作成等
  • 熱中症による救急搬送人員数の調査・公表や、予防のための普及啓発
  • 外国人旅行者等に対する熱中症等関連情報の発信、熱中症の注意喚起等
  • 学校における熱中症事故の防止の教育委員会等への注意喚起
  • 農林水産業における機械の高性能化とともにロボット技術やICTの積極的な導入による作業の軽労化
  • 製造業や建設業等の職場における熱中症対策

地域:全国

主体:国

情報源

情報ソース
出典名
気候変動適応計画
作成時期
2018年11月27日