気候変動の影響と適応策
斜面崩壊、 極端豪雨に関する気候変動の影響と適応策

- 西日本
- 公開日
- 2021年03月17日
影響
既に現れている気候変動による影響
- 気温の高い九州では、上位10分雨量や上位時間雨量は増加傾向にあるが、一雨雨量については減少傾向にある。
地域:九州
将来懸念される気候変動による影響
斜面崩壊
- 九州・四国・本州太平洋側に分布するブナ林は、コナラ、ミズナラ、クリ、カシ類,モミへ置き換わる可能性がある。徐々に樹種の後退が進むと考えられるが、高木種の後退がスムーズに進行しない場合、若齢のその他の樹種に置き換わるため、一時的に林地の樹木根系に
よる支持効果が低下し、崩壊が発生しやすい状況となる可能性がある。
極端豪雨
- 約2℃上昇した100年後の九州周辺の海面水温の状況は、MORAKOT が来襲した際の台湾周辺の状況と類似することになる。
地域:九州
特記事項:気候シナリオ:RCM20、MIROC
情報源
- 情報ソース
- 大学・研究機関
- 出典名
- 気候変化が土砂災害の素因・誘因に及ぼす影響
- 作成時期
- 2012年