気候変動の影響と適応策

畜産(家畜、飼料作物)(その2)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

家畜

  • 熱中症による死亡、繁殖障害、飼料摂取量の低下、飼料効率の低下、乳生産量の低下(乳牛)、産卵数の低下(鶏)、暖冬による産肉・産卵性の向上(鶏)という指摘がみられた。

飼料作物

  • 夏枯れ等による減収傾向、冬作等の牧草が増収等の回答が多かった。

地域:全国

特記事項:2005年に都道府県の農業関係公立試験研究機関を対象に実施した調査

関連する気候変動情報

現状

  • 年平均気温が1989年~2004年の全国平均で100年あたり1.06±0.25℃上昇
  • 1970~1989年の平均と比べ1990年以降の平均は0.68℃高く、近年の温暖化による農業生産への影響は、この差に起因している部分が大きいと考えられる。

地域:全国

特記事項:年平均気温の上昇に関する記述は、「異常気象レポート」(気象庁)

情報源

情報ソース
大学・研究機関
出典名
農業に対する温暖化の影響の現状に関する調査
作成時期
2006年3月