気候変動の影響と適応策
湾内や入り江で防護施設の耐高潮性能が低い区間が見られる地域での高潮対策の検討が重要に関する気候変動の影響と適応策

- 西日本
- 公開日
- 2021年03月17日
影響
将来懸念される気候変動による影響
- 浸水モデルを使った浸水計算の結果から、九州では九州北西部、北九州、周防灘別府湾、宮崎県南部、薩摩半島が高潮に対して脆弱であることがわかった。
- 九州北西部、北九州、周防灘別府湾、宮崎県南部、薩摩半島では、湾内や入り江で防護施設の耐高潮性能が低い区間が見られる、こうした地域での高潮対策の検討が重要だと考えられる。
- 九州は台風の来襲が多い地域であるため、短期の対策と長期の対策をうまく組み合わせて効果と効率の高い対策を実施していくことも求められる。
地域:九州
特記事項:IPCC第4次報告書で予想されている海面上昇の予測幅の上限に相当する海面上昇量60cmの場合で計算した中で高潮が最大となる条件である高潮増大率1.6の場合
情報源
- 情報ソース
- 大学・研究機関
- 出典名
- 九州地方における地球温暖化による高潮浸水リスクの変化
- 作成時期
- 2008年6月16日受理