気候変動の影響と適応策

畜産(肉用豚、採卵鶏、肉用鶏、乳用牛)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

肉用豚

  • 繁殖成績の低下、斃死、増体・肉質の低下

採卵鶏

  • 斃死、産卵率・卵重の低下

肉用鶏

  • 斃死、増体・肉質の低下

乳用牛

  • 乳量・乳成分の低下、斃死、繁殖成績の低下、疫病の発生

地域:西日本

特記事項:自治体へのアンケート結果

将来懸念される気候変動による影響

肉用豚

  • 2046-2055年における RCP8.5の場合の6月、7月、8月、9月の結果を示している。現在についてみると、特に7月及び8月において沿岸部を中心に日増体量の低下が見られる。将来になるにつれて、日増体量の低下は、内陸部でも拡大する。沿岸部では日増体量の低下が15%以上になる。

肉用鶏

  • 2046-2055 年における RCP8.5の場合の6月、7月、8月、9月の結果を示している。現在についてみると、特に7月及び8月において沿岸部を中心に日増体量の低下が見られる。将来になるにつれて、日増体量の低下は、内陸部でも拡大する。沿岸部では日増体量の低下が 5~15%の所もある。

地域:九州

気候変動適応策

乳用牛(乳量低下、乳成分(乳脂肪率・全固形分率の低下))

夏期における混合飼料(TMR)の発熱抑制

期における乳生産性低下への対策技術として有効である。

地域:全県

主体:県

情報源

情報ソース
出典名
気候変動の影響への適応に向けた将来展望(平成31年3月)、農林水産省
作成時期
2019年3月