気候変動の影響と適応策
麦、大豆、飼料作物等(大豆)に関する気候変動の影響と適応策

- 農業
- 福岡全域
- 公開日
- 2021年03月17日
影響
既に現れている気候変動による影響
大豆
- 収量および収量構成要素と時期別気象要因との間には茶苦戦的な関係は認められず、収量、百粒重および㎡あたり整粒数は開花期~史実肥大初期の気温との間にそれぞれ有意な二次曲線の関係が認められ、㎡あたり整粒数・百粒重ともに最適気温は25℃前後であった。
- ㎡あたり整粒数は子実肥大初期~成熟期の多照で増加した。
- ㎡あたり稔実莢数は開花期前後1週間の降水量と曲線的な関係が認められ、130mm以下の乾燥状態では降水量が多いほど、㎡あたり稔実莢数が増加する。
地域:全県
特記事項:福岡県農業総合試験場農産研究所で行った大豆作況試験データ(1985~2000年)を用いて、大豆の収量、収量構成要素と気象条件との関係を解析
気候変動適応策
大豆
- 百粒重と㎡あたり整粒数の増大のための7月上旬の適期播種が可能な播種技術の確立
- ㎡あたり稔実左者数確保のための畝間灌水の励行
情報源
- 情報ソース
- A-PLAT
- 出典名
- 北部九州におけるダイズの収量と気象条件との関係
- 作成時期
- 2003年