気候変動の影響と適応策
果樹(果樹一般、りんご、ぶどう等)に関する気候変動の影響と適応策

- 農業
- 全国
- 国
- 公開日
- 2021年03月17日
影響
既に現れている気候変動による影響
果樹一般
- 果実品質の低下、隔年結果の増大、生理落果の助長等
りんごやぶどう
- 着色不良・着色遅延
りんご
- 温暖化に伴い酸含有量が徐々に減る一方、糖含量はやや増加し甘く感じられるようになっている
うんしゅうみかん
- 果実肥大期の高温・多雨による浮皮、高温・強日射による果実の日焼け
なし
- 秋期から初冬期の高温による発芽不良、収穫期前の高温・乾燥等によるみつ症の発生等
地域:全国
将来懸念される気候変動による影響
りんごやうんしゅうみかん
- 栽培に有利な温度帯の北上、主要産地が栽培適地でなくなる可能性
うんしゅうみかん
- 現在は栽培に不向きな西南暖地(九州南部等の比較的温暖な地域)の内陸部、日本海の沿岸部等で栽培が可能になる
たんかん
- 栽培適地が北上し、現在のうんしゅうみかん産地のうちの沿岸部が2050年までに栽培適地になる
ぶどう、もも、おうとう等
- 主要産地が栽培適地でなくなる可能性、高温による生育障害の発生
地域:全国
気候変動適応策
- 生育不良への対策
- 栽培管理技術等の開発
- 高温耐性品種の開発・普及
- 高付加価値な亜熱帯・熱帯果樹の導入
- 主要産地間のネットワーク体制の整備
地域:全国
主体:国
情報源
- 情報ソース
- 国
- 出典名
- 気候変動適応計画
- 作成時期
- 2018年11月27日