気候変動の影響と適応策

開花の遅れや満開にならない年、開花のない年の発生等に関する気候変動の影響と適応策

影響

将来懸念される気候変動による影響

  • 開花モデルを1981~2000年の予測気温に当てはめた将来の予測開花日は、2032~2050年、2082~2100年の19年平均では両期間とも九州から関東の海岸から離れたところでまず開花し、その後全域でほぼ同時に開花する。
  • 島しょ部を含む九州から太平洋側の海岸域で開花の遅れや満開にならない年、開花のない年の発生が起こると考えられる。

地域:九州

特記事項:<開花モデル>

全国一律に同じパラメータを使用し、かつ気温のみで休眠打破の時期、および開花日を予測するモデル

予測気温

気候統一シナリオ第2版(2004年)

情報源

情報ソース
大学・研究機関
出典名
わが国のサクラ(ソメイヨシノ)の開花に対する地球温暖化の影響
作成時期
2009年6月11日受理