気候変動の影響と適応策

外来種駆除(その2)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

  • 九州西岸北岸におけるサンゴの分布の北上
  • 温帯・亜寒帯【海水温の上昇に伴う低温性の種から高温性の種への遷移の進行】
  • 2013年に九州北部~山口県に至る約200kmの海岸線沿いで、高水温が要因と考えられるアラメ・カジメ場の大規模な衰退現象が発生

将来懸念される気候変動による影響

  • 温帯・亜寒帯【海水温の上昇に伴うより高温性の種への移行と、それに伴う生態系全体への影響】
  • RCP2.6 シナリオでは、海水温上昇によるカジメの潜在的生育域の北上・縮小は一定程度抑制されるが、カジメの生育域が藻類を食べる魚のアイゴによる通年食害域となるため、対策が必要となると予測。一方、RCP8.5 シナリオでは、海水温上昇によるカジメの分布域の北上が起きるが、分布北限の北上速度よりも分布南限の北上速度が速いため、結果的に生育域は減少することが予測

気候変動適応策

外来種駆除  ≪再掲≫

誰でもできる駆除方法を試行し、紹介することで駆除の輪を広げる。

駆除生物の利活用についても検討する。

地域:北九州地域

主体:市町村(遠賀町)

情報源

情報ソース
市町村アンケート
出典名
市町村アンケート
作成時期
2020年1月