気候変動の影響と適応策
特定外来生物アライグマ防除講習会、 外来種防除リーフレットの作成に関する気候変動の影響と適応策

- 陸域生態系
- 福岡全域
- 福岡県
- 公開日
- 2021年03月17日
影響
既に現れている気候変動による影響
- 自然林・二次林【気温上昇の影響による落葉広葉樹から常緑広葉樹への遷移】
- 人工林【気温上昇と降水の時空間分布の変化による水ストレスの増大に伴うスギ林の衰退】
- 野生鳥獣による影響【ニホンジカ等の分布拡大】
将来懸念される気候変動による影響
- 自然林・二次林【冷温帯林構成種の分布適域のより高緯度、高標高域への移動、分布適域の減少、暖温帯林構成種の分布適域の高緯度、高標高域への移動、分布適域の拡大】
- 人工林【現在より3℃気温が上昇した場合に、年間の蒸散量が増加し、特に降水量が少ない地域で、スギ人工林の脆弱性が増加】
- 野生鳥獣による影響【気温の上昇や積雪期間の短縮によるニホンジカなどの野生鳥獣の生息域の拡大】
- 渡り鳥等野鳥の飛行経路や飛来時期の変化による鳥インフルエンザの発生等への影響
気候変動適応策
①特定外来生物アライグマ防除講習会
①各地で農作物や生活環境に被害をもたらしている特定外来生物アライグマについて、市町村職員を対象に、防除の基礎知識や、外来生物法の制度等について解説する講習会を開催した。
②外来種防除リーフレットの作成
②特定外来生物オオキンケイギク、アレチウリについて、生態、防除手法、防除の際の注意点等をまとめたリーフレットを作成し、道路や河川敷の清掃団体等に周知を行った。
地域:全県
主体:県
情報源
- 情報ソース
- 県データ(県庁関係課アンケートを含む)
- 出典名
- 県庁関係課アンケート
- 作成時期
- 2020年1月