気候変動の影響と適応策

野菜(露地野菜、施設野菜)(その1)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

露地野菜

  • 葉菜類、根菜類、果菜類の収穫期の早まり、生育障害の増加等

施設野菜

  • 高温による裂果、着果・着色不良、花芽分化の遅延、高温回避のための遮光による光合成の低下、高温によるマルハナバチ等の受粉活動低下等

花き

  • 夏季・秋季の高温による開花期の前進・遅延、奇形花、短茎花、茎の軟弱化等の生育不良等

地域:全国

将来懸念される気候変動による影響

野菜

  • 計画的な出荷が困難になる可能性

地域:全国

気候変動適応策

  • 高温耐性品種の開発・普及

露地野菜

  • 栽培時期の調整や適期防除
  • 干ばつ対策

花き

  • 高温対策(適切なかん水の実施、高温条件に適する品種の普及)

施設野菜

  • 高温対策(換気・遮光、地温抑制マルチ、パット&ファン、細霧冷房、循環扇、ヒートポンプ等の導入)
  • 台風・大雪対策(耐候性ハウスの導入、パイプハウスの補強、補助電源の導入等)

地域:全国

主体:国

情報源

情報ソース
出典名
気候変動適応計画
作成時期
2018年11月27日