気候変動の影響と適応策
水稲(高温)に関する気候変動の影響と適応策

- 農業
- 全国
- 国
- 公開日
- 2021年03月17日
影響
既に現れている気候変動による影響
- 高温による品質の低下【白未熟粒の発生、胴割粒の発生、一等米比率の低下等】
- 極端な高温年の収量の減少
地域:全国
将来懸念される気候変動による影響
収量
- 現状より3℃を超える高温での収量の減少
- このままの気温上昇が続く場合、収量は増加傾向にあるものの2061~2080年頃をピークに減少に転じる
品質
- 一等米比率の低下
- 高温・高二酸化炭素濃度下では、コメの品質の重要な指標である整粒率(未熟米、割米等を除いた、整った米粒の割合)が低下する
病害虫
- 害虫・天敵相の構成の変化
- 高CO2条件下でのイネの紋枯病・いもち病などの増加
地域:全国
気候変動適応策
- 高温耐性品種の開発・普及
- 高温不稔に対する耐性を持つ育種素材の開発
- 高温に対応した肥培管理・水管理等の徹底
- 発生予察情報等を活用した適期防除など病害虫対策の徹底
- 病害虫技術に対する被害軽減技術の開発・普及
地域:全国
主体:国
情報源
- 情報ソース
- 国
- 出典名
- 気候変動適応計画
- 作成時期
- 2018年11月27日