気候変動の影響と適応策

増養殖等(キセルハゼ等)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

キセルハゼ

  • 現在、瀬戸内海では播磨灘(兵庫県)、備讃瀬戸(岡山県)、愛媛県(燧灘)、備後芸予瀬戸(広島県)、安芸灘(広島県)、および周防灘(山口県、福岡県)で、その他、有明海(福岡県、佐賀県)、日本海(福岡県)、伊勢湾(三重県)での生息が確認されている。

ナルトビエイによるアサリ等二枚貝の食害

  • 温暖化にともない、最近、瀬戸内海西部や有明海で大量出現している南方侵入種とされる。本種の二枚貝への食害が初めに問題になったのは有明海である。

地域:全県

気候変動適応策

  • ナルトビエイによるアサリ等二枚貝の食害は、2002から周防灘で深刻な問題となり、2004年から大分県が、2005年から山口県、2007年には福岡県も加わり、ナルトビエイの本格的な駆除を実施している。

地域:山口県,九州

主体:県

情報源

情報ソース
大学・研究機関
出典名
瀬戸内海の魚類に見られる異変と諸問題
作成時期
2008年