気候変動の影響と適応策

増養殖等(ノリ)に関する気候変動の影響と適応策

影響

既に現れている気候変動による影響

ノリ

  • ①収穫量の減少や養殖適期の変化
  • ②有明海では、近年秋口の水温低下がなかなか進まず、採苗が遅れる傾向が認められている。

地域:全国

特記事項:①自治体へのアンケート結果

②水産総合研究センター

将来懸念される気候変動による影響

スサビノリ(養殖適域)

  • スサビノリの生物学的特性値から、葉体期の適正水温は5℃以上、20℃以下、採苗(殻胞子)期の適正水温は10℃以上、25℃以下とされている。気候変動に伴う海水温の上昇に伴い、養殖可能な北限が上昇する一方で、南方では上限水温を超える領域が現れることにより、養殖不適となる可能性が予測される。

地域:全国

情報源

情報ソース
出典名
気候変動の影響への適応に向けた将来展望(平成31年3月)、農林水産省
作成時期
2019年3月